JSHRM(日本人材マネジメント協会)は、WFPMA(World Federation of People Management Association:世界人材マネジメント協会連盟)に加盟している日本で唯一の人材マネジメントに関する組織です。WFPMAは、地域毎に分割されて運営されており、JSHRMは、APFHRM(Asia Pacific Federation of Human Resource Management:アジアパシフィック人材マネジメント連盟)に所属しています。今回、APFHRM のBoard Meetingから、活動の一端を報告します。

執行役員(国際担当) 三城 雄児
(株式会社JIN-G 代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 准教授)

 APFHRMでは、3月頃と9月頃の年2回、Board Meeting(役員会)を開催しています。私はJSHRM執行役員(国際担当)として、3年ほど前から毎回出席をしています。今回は10月12日(水)にタイのバンコクにて開催されました。

前リーダー、バングラディシュのムシャロフ

 Board Meeting では、2年に1度のPresident(アジアパフィシック地域のリーダー)の選出を行ない、Presidentの元で様々な取り組みが議論されます。今回の会議では、バングラデシュのムシャロフ氏から、選挙によって、ニュージーランドのクリス氏が、リーダーとなりました。

 今回のBoard Meetingでは、ムシャロフ氏のもとで取り組まれていたこの2年間の様々なプロジェクトの進捗報告が行われました。アジアパシフィック地域での人材マネジメントに関する表彰制度や、人材マネジメントに関するコンピテンシーの研究、ベストプラクティスの収集と冊子化などが現在も検討・進行中です。プロジェクトの成果については、最終成果がでたタイミングで、本誌でも紹介していきたいと思います。

新リーダー、ニュージーランドのクリス氏



Board Member の記念撮影

 Board Meeting後は、タイの人材マネジメント協会の方々が主催したセミナーに役員全員で出席しました。セミナーでは、タイがグローバルにビジネスを拡大するために人材マネジメントはどうあるべきなのかというテーマについて、ベトナムやシンガポールやインドの代表とパネルディスカッションを実施していました。日本も世界の人材マネジメント協会のメンバーと、同じようなセミナーを開催できたらと思う次第です。

 さらに、セミナー後半では、現地の人事コンサルタントから、タイの人材マネジメントへの提言が行われていました。印象的だったのは、質疑応答で英語力の向上方法についての議論が多くなされたことです。タイも日本と同様に、グローバル化への対応として語学力の課題が議論されています。

Board Meeting の風景

タイ協会セミナー「パネルディスカッション」

 Board Meetingに出席するようになってから3年目になりますが、毎回、アジアパフィシックのメンバーとは2泊3日または3泊4日の日程をほぼずっと一緒に過ごしています。そのため、お互いの結束は強く、非常に強い人間関係を築くことができています。これを活かして日本の協会と世界の協会との接点をもっと増やしていこうと考えています。

 海外の協会では、様々な面白い取り組みを行っています。例えば、IPM(スリランカ人材マネジメント協会)はHRに関するディベート大会を行っていたり、人材マネジメントに関する専門学校を運営したりしています。

講演会・資料は英語表示でした。参加者は円卓にわかれて聴講です。

 各国の協会は1万人を超える会員数の国が多く、日本の協会とは規模が異なります。日本の協会ももっと会員数拡大になることを各国の代表から期待されています。JSHRMも会員数の拡大を通じ、各国との共同プロジェクト実施や年次大会への参加と、国境を超えた取り組みができるようにしていきたいと思っています。

 ぜひ、これからも海外連携を深めていきますので、会員の皆様のご理解とご協力をお願いします。



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