本年度年次大会は2018年10月27日(土)13時より、昨年度と同様の東京ユビキタス協創広場(内田洋行新川本社)にて開催されました。テーマは『人事の危機:人事と人事パーソンの未来』~残念な人事/人事パーソンにならないために~と、人事の役割はその存在意義を考えるというものでした。

 人事は組織構造的に考えると、ライン職をアシストするスタッフ職であり、人事「部」が出来て100年以上たつ中で人事に就くビジネスパーソンには専門性が求められてきました。コンファレンスでは、組織のニーズで細分化されてきた人事の業務・役割について、世のなかの流れ・潮流を直観した上で人事は仕事をしているのか。これからの世で本当に求められる人事パーソンはどういった人かについて、意見交換・交流の『場』となりました。

 コンファレンスは 4部構成で実施されました。

 第1部の基調講演は、HRファーブラ代表取締役 山本紳也氏による基調講演でスタートされました。特に、日本のホワイトカラーに関する仕事への熱意の低さやトヨタパナソニックの人事戦略の一端、中国・シンガポールなどの他国で起きていることに無関心であること、日本企業があまりにもドメスティックで閉鎖的であることが問題であると提起されました。その中で人事に求められる役割を考えよう、具体的には、経営の中に人事が主体的に入り込んでいくことが重要だと提起されました。


 第2部では、基調講演を受けて「人事部の問題」を様々な観点から解くべく、各有識者からの問題提起がなされました。法政大学大学院 政策創造研究科教授 石山恒貴氏からは「人事部門に必要な学び」を論点とした問題提起、株式会社リクルートジョブズ ジョブズリサーチセンターセンター長 宇佐川邦子氏からは「社会環境変化からみた人事の役割とキャリア」の視点からそれぞれ問題提起いただきました。

 第3部は会場を変え、3つのテーマ毎に分かれ、当協会執行役員がファシリテータとなり参加者との白熱したグループセッションをしました。参加者からの積極的な発言が多く、人事制度・評価、人材ポートフォリオ・育成など、現代の人的資源管理のテーマを包摂した深い議論となりました。

 第4部では、協会理事役員 野村和宏から大会総括コメントがあり、懇親会へ移行。大部分の方々が懇親会に出席され、少なめのアルコールと軽食にて意見交換、ネットワーキングを深める時間帯となりました。

取材・文:葛西 達哉(Insights編集部員)


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