研究会からのお知らせ
開催予定
次回のアカプラ研は、8月8日(月)19:00~21:00を予定しています。
テーマは、「〇〇イズムから考える人事制度」
世の中の制度は、社会のあり方そのものと関係します。
人事制度についても、例外ではありません。
人事は、どんな考え方に則って制度設計すればよいのか。
プラクティス、アカデミアの知見を総動員して挑みます!
研究会について
働くことをめぐる環境が変化する中で、人事領域に関係する研究が次々と出されています。
アカデミア・プラクティス研究会では、実務の現場でどう活かせるか、という観点から、アカデミックな研究や最新の議論を検討し、実際に現場の課題にトライしてみよう、と考えています。
気になるテーマを定めて、関連する論文や専門書を読み、実務からみてどうか、使えそうかなどについて検討し、できれば、検討した内容や結果の発信を目指してみたいと考えています。
アカデミックな調査研究に興味があるという方はもちろん、調査研究って何か役に立つの?と思っている方、大学院修士・博士課程への進学を考えてみようかなという方、これまで大学院やセミナーなどで学んできたことを活かしたい、という方など、調査研究に興味をお持ちの方であればどなたでも歓迎です。アカデミアとプラクティスがペアを組んで報告をするしくみで、気になるテーマに基づいて、文献選びから一緒に取り組みます。学位や研究経験は問いません。
活動することを通して、一緒に学んでいきたいと考えています。まずは、覗いてみてください。
研究会の活動の様子
前回のアカデミア・プラクティス研究会は、一般の方もお招きして、MeetUpのかたちで開催しました。
テーマは、「人事関連分野をアカデミア&プラクティスで探究する!~研究への思いと、論文選び・発表・ディスカッションから得た学び~」。
「アカデミア・プラクティス研究会の歩き方」と題して、研究会の活動を総括したうえで、「アカデミア&プラクティスを考えるPart1:ダイバーシティ&インクルージョン」と題して、船越多枝 大阪女学院大学国際・英語学部 准教授、酒井之子 桃山学院大学ビジネスデザイン学部特任准教授に、研究成果や研究への思いを語ってもらいました。
「アカデミア&プラクティスを考えるPart2:2年目に向けて」では、文献を選び、読み込み、発表した高橋一基氏、石井真実氏、須藤美佳氏が、研究会で得た気づき、学びなどを語りました。
2021年4月から2022年4月にかけて、以下の論文等を取り上げました。
- 酒井之子(2019)「ダイバーシティ・マネジメントに適合する人事管理―日本の大企業に関する実証研究―」(博士論文)
- 山口裕幸(2020)「チームの有効性とその規定要因」日本労働研究雑誌 vol.720,14-23
- 山田久(2020)『賃上げ立国論』日本経済新聞出版
- エドモンドソン(2021)『恐れのない組織―「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』英治出版
- 小林裕(2019)『戦略的人的資源管理の理論と実証』文眞堂
- 船越多枝(2021)『インクルージョン・マネジメント: 個と多様性が活きる組織』白桃書房.
- 北居明(2014)『学習を促す組織文化 - マルチレベル・アプローチによる実証分析-』有斐閣
- 労働政策研究・研修機構(2021)『ミドルエイジ層の転職と能力開発・キャリア形成~転職者アンケート調査~』.
- 三輪卓己(2021)『ミドル&シニアのキャリア発達 知識労働者にみる転機と変化』中央経済社.
メンバーには、人的資源管理論、組織行動論を専門とする大学教員も複数おり、折に触れ、最新の研究動向、論文探しのノウハウ、分析手法などについてのレクチャーなどもしています。
当面、関心のある分野の文献を、メンバーで無理なく読んで、どのように実務に活かすのか、という議論をしていき、いずれJSHRMならではの提案が何かできたらいいなと考えています。
ぜひ、覗いてみてください。