第107回 人事制度研究会のご案内
日本人材マネジメント協会 人事制度研究会では、人事制度(等級制度、報酬制度、評価制度)の構築や運用、管理職評価スキルなどの人事評価制度領域をはじめ、キャリア、人材育成、組織マネジメントなど関連する領域もターゲットとしております。
メンバー発表によるケース演習、ゲストスピーカー講演、ディスカッション等を通じてこうした領域についての知見を深めています。
第107回人事制度研究会は以下の日時にて行います。
■10月17日(木)19:30~20:30
■会 場:Zoomを使用したリモート開催です。
参加お申込み頂いたみなさまには別途アクセス先をご連絡致します。
■概 要:
・主催者:岡田英之さん(JSHRM執行役員・人事制度研究会主催)
・登壇者:正木郁太郎先生(東京女子大学 現代教養学部 心理・コミュニケーション学科 准教授)
東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程修了。博士(社会心理学:東京大学)。2021年現在、東京女子大学現代教養学部心理・コミュニケーション学科 准教授。組織のダイバーシティに関する研究を中心に、社会心理学や産業・組織心理学を主たる研究領域としており、企業や学校現場の問題関心と学術研究の橋渡しとしても活躍している。
■テーマ:『感謝』と『称賛』を活かした組織人事マネジメント
多様な個人の寄せ集めが「集団」や「組織」として成立し、いわゆる「組織力」と呼ばれるようなものを発揮することが理想であることは論を待ちません。
「個人」が「集団」としてのまとまりを持つに至るプロセスや、そこに生じる「一体感(集団凝集性:cohesion)」、一体感と共に生じる集団らしさを象徴する「集団規範(group norm)」といったキーワードを耳にしたことがある方も多いと思います。経営学や組織行動の分野では、「組織文化(organizational culture)」や「チームワーク(teamwork)」といった、「個人」を超えて生じる集団の特徴に注目するキーワードもよく耳にします。さらには、人と人の間に生じる「関係性」そのものに着目する視点もあります。「社会関係資本(social capital)」や「関係資本(relational capital)」と呼ばれることもあります。
集団や組織を構成するのは勿論人間であり、人間同士の関係性には、感謝や称賛といった感情が見え隠れします。「日々の感謝をはっきりと伝える」ことや「相手を適切に称賛すること」は、地道ではあるものの組織や職場の「関係性」の維持と強化に効果的であり、かつ、これならばすぐに・誰にでも取り組めるかもしれません。
今回の研究会では、「感謝」「称賛」という日々のコミュニケーションを意識的に行うことが、なぜ、どのような観点から組織人事マネジメントで重要となるかについて、皆さんと考えてみたいと思います。
参考:『感謝と称賛――人と組織をつなぐ関係性の科学』
■定 員:最大20名とさせて頂きます。
■参加費用:無 料
*参加希望の方は、10/16(水)までにFacebook参加フラグか下記URLより申込みお願い致します。
http://www.jshrm.org/jisyuken/gaiyou/jinji