JSHRM会員の誌面交流の場として、会員の方から寄せられた自己紹介や日ごろ考えていること、問題・課題意識などをご紹介します。

株式会社マーナ総務部 宮瀬 ゆかり 氏

ゲスト:株式会社マーナ 総務部 宮瀬ゆかり 氏

会員の皆さまはじめまして。JSHRM労働法研究会に所属している宮瀬と申します。生活雑貨メーカーで人事総務の仕事をしています。JSHRMには3年前に前職のつながりで入会しましたが、転職後も個人会員で継続しています。

自己紹介をさせて頂きますと、人事総務歴20年の旅行マニアです。キャリアのスタートは、BPO会社のISO9001担当からでした。そこで規定化や環境を整えていく事に面白みを感じ、人材派遣会社の総務部に転職。その会社で部下をもった事で、人のキャリアや人材育成に興味を持ち、人事をやってみたい!という想いが湧きました。

その時在籍していた人材派遣会社は社員数も多く、人事に異動しても業務が限定されるため、幅広く経験できる社員数150名程度のIT企業に移り、400名ほどに成長するまで、長年人事総務に携わってきました。

その後人事コンサル会社を経て現職です。コンサル会社での在籍期間は短かかったですが、多くのクライアント様先で人事の仕事を外から見る事は視座を上げる良い機会となりました。

人事の面白さは、答えがないところです。人対人はいかに相手に寄り添えるか。正解がないので今まで沢山反省もしましたし喜びもありました。また労務は会社を労務トラブルや法的リスクから守る事が主となりますが、組織や人材育成は創って行くことが主となり、全く性質の異なる業務を担って行くことも面白さかなと思います。

人事と言うと様々な領域がありますが、労務も含めて給与・制度・評価・採用・教育・配置etc…人に関わる事は広く経験してきました。私自身は一つの領域の専門性を高めるよりも、広く人事に携わって行きたく、200名未満程の規模の会社で働きたいと思っていたところ、縁あって今の会社に入社することができました。

200名位までですと社員全員の顔と名前も一致するので、人に寄り添う人事でいられるところにも魅力を感じています。また、経営層にも近いので、経営の想いをダイレクトに受け取り伝えていける。スピード感もあり、良いことはすぐに実現できるというところも、中規模の会社ならではの良さと感じています。

今は生活雑貨を企画・販売しているメーカーとグループ会社の物流業・製造業と3社の人事総務を兼任しています。業種の異なる3社では、労務で起こりうる問題や、働く人の求めるものも違い、人事としての対応は幅広く非常にやりがいを感じています。

労働法研究会との出会いですが、元々興味を持ったきっかけは、今までの私の経験のなかでは、比重が高いのが労務関係だったからです。日々起こる様々な課題に対して、判例や法を調べながら対応していく。この判例を読むことが仕事柄好きだったので、「労働法研究」のフレーズにはかなり惹かれるものがありました。

ただ、入会についてはあまり記載がなく、どうしたら入れるのだろうと調べたところ、研究会会員2名の推薦があり、かつ自身の経歴を提出して、会員全員に入会を認めて貰わないといけないというハードルの高いものでした!まず2名を見つける事が私には大変でした(笑)

秘密結社のようですが、無事に入会したところ、信頼のおける熱い方が多い会でした。
研究会は、弁護士・社労士の諸先生方と人事の大先輩が沢山所属されていて、皆で裁判例について議論したり、時には各自の悩みを相談したり、2ヶ月に1回活動しています。
私の中では趣味のような位置付けになりつつあり、ある意味マニアックさを楽しんでいます(笑)

もう一つの趣味の旅行はコロナでお休み中ですが、以前はいかに仕事の合間を縫って遊びにいくかを生きがいにしていました。金曜の夜仕事が終わってからマレーシアに行って日曜に帰って来るというような弾丸ツアーをよくしていました。早くまた行けるようになると良いなと願っています。

これからもJSHRMで人事の勉強と人脈作りをし、自社に貢献していきたいと思っています。メーカー人事の方、もしくは労働法や旅行好きな会員の方、JSHRMでお会い出来たらお声かけ頂けると嬉しいです!